近年、日本酒が飲まれるシーンが急激に拡大しています。
オイスターバーを皮切りに、フレンチやイタリアンなどと合わせて日本酒が提供されるようになったのです。

あらためて日本酒の懐の深さを実感するとともに、今までにない食と日本酒の組み合わせに心が踊りますよね。

そしてなにより日本酒の入口が増えるというのがいいなあ、と。まだまだ局所的な試みにとどまっているようなのですが、このような試みが連鎖し、もっと日本酒がおもしろくなっていけば、と思っています。

渡辺酒造店×Gozaluでイタリア料理に合う日本酒造ります!

前置きが長くなりましたが、今回Gozaluはご縁をいただき、有限会社渡辺酒造店と手を組み日本酒開発を進めていくこととなりました。

1870年の創業より岐阜・飛騨で酒を醸す渡辺酒造店。日本で一番笑顔あふれる酒蔵である

ホストクラブで提供するために誕生した「色おとこ」や、蔵人たちのプライドをかけた全面戦争「アウトレイシュ」など、これまで様々なコンセプトで日本酒を世に送り出してきた渡辺酒造店。そして「日本酒をもっとおもしろく」をテーマに活動するGozalu。

今回のコラボで、イタリア料理に合う日本酒を造ります!

それも、地元のイタリアンレストランで提供する初めての日本酒を目指して造っていきます。冒頭でシーンの拡大について触れましたが、岐阜・飛騨の地域にイタリアンレストランは数多くあれど、リストに日本酒が掲載されているところはないそうです。今までにない前例を作るという点で、とてもワクワクする挑戦です。

コラボ日本酒、3つの特徴

地元産の食材に、地元産の日本酒を

飛騨にある多くのイタリアンレストランが、地元・飛騨産の食材を用いていることもあり、原料米は地元の酒造米「飛騨ほまれ」に決定。精米歩合55%(=玄米を45%磨き55%残った状態)の、米と米麹のみで仕込む純米吟醸酒を醸します。

白麹を用いて、イタリアンに合う酸味を

油っぽさに負けない酸味を生みだすために着目したのは、麹の種類です。
通常の日本酒に用いられているのは黄麹ですが、さらに白麹を用いることで従来の日本酒にはない酸味を生みだします。

麹とは…
アルコールを生みだすためには糖分が必要なので、でんぷんが主成分のお米に、でんぷんから糖分を生みだすことができる麹菌を繁殖させる

黄麹とは…
ほとんどすべての日本酒に用いられる。甘栗のような味がする

白麹とは…
主に焼酎を製造する際に用いる。クエン酸由来のレモンのような酸味を感じる

麹3倍仕込みで日本酒の懐をより深くする

そしてイタリアン日本酒をより懐深くするために着目したのは、麹の量。麹を3倍にして仕込んでいくことで、アミノ酸などのうまみ成分をおよそ3倍に凝縮することを狙います。

どうでしょう?正直、どのような味わいになるのか予想しきれないです。
でもだからこそ、完成が楽しみでなりません。

渡辺酒造店とGozaluの新たな挑戦、応援して頂けると嬉しいです!
よろしくお願い致します!

撮影協力:吉田直人